天空の山城として知られる備中松山城(岡山県高梁市)に、2018年の西日本豪雨直後からすみ着き、「猫城主」として就任5年を迎えた「さんじゅーろー」をPRする「猫城主さんじゅーろーあしあと館」が16日、オープンした。

 高梁市観光協会が、城山の麓にある市重要文化財の武家屋敷「旧埴原家」内に整備した。城に迷い込んでから猫城主として親しまれてきた歩みを振り返る動画や年表、さんじゅーろーの巨大パネルと記念撮影ができるコーナーなどがある。

 さんじゅーろーは推定9歳の雄。開館は午前10時〜午後4時(4〜9月は午後5時まで)。入場料は大人500円など。年末年始休館。