大阪大は18日までに、2026年度入試から、基礎工学部の学校推薦型選抜(旧推薦入試)に計20人分の女性枠を新設すると明らかにした。「多様性の向上を目指し、今まで以上に強力に取り組む大きな一歩」としている。

 阪大によると、基礎工学部の女性比率は例年約1割。「ジェンダーバランスの取れた学びの場の提供」を目指す。

 同学部の電子物理科学科、化学応用科学科、情報科学科に各4人、システム科学科に8人の女性枠を設ける。女性の受験生は一般枠と女性枠の両方に出願したとみなし、1次選考は分けずに判定。2次選考は女性枠、一般枠の順に判定し、女性枠で不合格となっても一般枠の判定対象とする。