茨城県ひたちなか市の国営ひたち海浜公園で、小ぶりな花をつけるネモフィラ約530万本が満開を迎えている。18日も多くの家族連れや訪日観光客らが訪れ、一面が水色に染まった丘で記念撮影や散策を楽しんだ。見頃は5月4日ごろまで。

 園は昨年11月に種まきし、4月上旬から咲き始めた。今年は気温があまり上がらず、昨年より見頃が遅れたという。

 ネモフィラは北米原産の一年草で、直径2〜3センチの花が咲く。愛らしい姿から、子どもの澄んだ青い瞳を意味する「ベイビーブルーアイズ」とも呼ばれる。同園広報担当の服部哲郎さん(45)は「空や海の色と溶け合うような景色を楽しんでもらいたい」と話した。