自民党の菅義偉前首相は27日、出身地の秋田県湯沢市で開かれた自身の胸像の除幕式に出席した。「さまざまな思いが詰まったふるさとに胸像ができる日が来るとは思わなかった。感慨深い」と述べた。

 胸像はブロンズ製で、JR湯沢駅近くに設置された。台座を含め高さ約2.4メートル。台座には菅氏が官房長官時代に元号「令和」を発表した際の様子もかたどった。

 2017年ごろ、湯沢市内の有志が制作を企画。県内外から寄付金を募った。あいさつで菅氏は「選挙区は横浜市だが、秋田出身を誇りに思う」と語った。