観光庁が29日公表した2023年宿泊旅行統計の都道府県別データによると、山口を除く46都道府県でホテルや旅館に宿泊した日本人と外国人の延べ人数が22年から増えた。増加した割合が最も大きいのは沖縄で66.2%だった。全国旅行支援や円安を背景に、旅行需要の回復が続いた。

 増加率が沖縄(延べ宿泊者は3030万人)に次いで高かったのは、東京の64.8%(同9730万人)。大阪が61.7%(同4935万人)、京都が51.1%(同3189万人)、福岡が43.1%(同2002万人)で続いた。

 山口は9.3%減で、理由に関し、観光庁担当者は「個別要因は分析していない」と述べた。