自治体職員への威圧的な言動が問題となっている自民党の長谷川岳参院議員(北海道選挙区)を巡り、札幌市は2日、長谷川氏と面談するため、市長や副市長、一般職員が昨年度までの5年間で計525回出張し、経費は計約3780万円だったと明らかにした。担当者は「必要のない出張はなかった」としている。

 市によると、うち昨年度だけで計284回、計約1990万円。市が重要施策の一つに掲げるグリーントランスフォーメーション関連の動きが活発化し、出張が増えたという。

 長谷川氏との個別面談のみを目的とした出張は、過去5年間で計121回あり、計約810万円を支出。あいさつのみを目的とした出張はなかった。