バドミントンの全英オープン準決勝で、山口茜と世界ランキング1位の安洗塋(韓国)は互いに何度もシャトルに飛びつくなど激闘を演じた。1時間22分に及ぶ女子シングルスは山口に軍配が上がった。前週のフランス・オープン決勝を含め、4連敗中だっただけに「苦手意識がつく前に勝てたのは良かった」と一息ついた。

 ラリーが得意な強敵を「試合続きで万全な状態ではない」と踏み、あえてラリー勝負を選択した。相手の足が次第に動かなくなる中、山口は「きついというのはなかった」と、最後まで動き回るタフさが光った。(共同)