トヨタ自動車が、国際オリンピック委員会(IOC)と結ぶ最高位スポンサー契約について、今夏のパリ五輪を最後に終了する方向で調整していることが24日、分かった。2015年に結んだ契約を延長しない見通し。自社による直接的なアスリート支援やスポーツ振興に一層力を入れる。契約期間の最大のイベントだった東京五輪が終わったことで一定の区切りを付ける。

 トヨタは同時に期限を迎える国際パラリンピック委員会(IPC)との最高位スポンサー契約については延長を希望。ただIOCは一方だけの継続はできないとしており、協賛の在り方を模索している。複数の関係者が明らかにした。