【台北共同】台湾の林明裕教育部次長(教育次官)は10日、台湾東部沖地震後の火災で花蓮県の東華大学の実験室や周辺の建物が燃えるなどし、約19億2千万台湾元(約90億円)の損害を被ったと明らかにした。立法院(国会)の答弁で述べた。

 台湾メディアによると、火災が発生したのは3日朝の地震直後。授業の開始前で、教員や学生に被害はなかったが、実験室内の化学物質などが爆発。大量の化学物質があったため当初は水を使った消火活動ができず、鎮火まで丸1日かかった。