バトントワリングの民間クラブチームの指導者が教え子の男子選手にわいせつな行為をしたとされる事件で、京都地検は13日、準強制性交と準強制わいせつ、強制性交の罪で、元コーチの男(40)=住所不定=を追起訴した。

 起訴状などによると、昨年3月10、15日、当時住んでいた京都市南区の自宅マンション室内で、同じチームの選手だった当時高校3年の少年(19)が男に従わなければ不利益を受けると考え逆らえない状態だったのに乗じ、少年の下半身を触り、性的暴行をしたなどとしている。

 男はバトントワリングの世界大会で優勝するなどの実績があり、所属するバトンチームで少年を指導する立場だった。少年への別の強制わいせつの罪で今年5月20日に起訴された。