京都府南部の相楽中部消防組合が4月に刷新した公式インスタグラムのフォロワー数が倍増し、人気を呼んでいる。職員らは「若い人が日頃の業務の様子を目にすることで、なり手不足解消につながれば」と期待している。

 広報や配信の担当者が4月に変わり、情報発信をてこ入れしたところ、約200人だったフォロワーが404人(6月4日時点)に増えた。

 新たに担当となったのは、組合全体で3人いる女性職員の1人で予防課の平良颯希さん(26)。訓練やイベントの様子を主に投稿している。従来は遠目から全体を捉えた写真が多かったが、隊員個々の表情が分かるものを増やした。「活動報告の形式にはまった写真ではなく、隊員のかっこいい姿や笑顔、人柄が伝わるありのままの姿を届けたい」と撮影に臨んでいるという。

 消防職員のなり手不足が課題となる中、同組合は「職場の雰囲気を伝え、業務に興味を持ってほしい」としている。