「苦手な家事」をテーマに開催したLINEレタス隊の皆さんの座談会で、最も苦手といわれたのが「片づけ」。その中でも、思い出にまつわるものを捨てられない人が多いことがわかりました。思い出品を上手に手放すには…「気持ちの整理」が最大のポイントです。そこで今回は、捨てハードルが高い「写真や手紙、手作りの洋服やバッグ」の手放し方を紹介します!

アイテム別に紹介! 思い出品の手放し方

教えてくれたのは▷ミニマリスト、イラストレーター おふみさん


暮らしをコンパクトにして身軽になったら、人生が加速したような感覚に。著書に『おふみさんの捨てログ』(文響社)ほか多数。YouTubeおふみチャンネル「ミニマリストライフは楽し。」も人気。

■写真や手紙
思い出品の中でも捨てハードルが高いアイテム。「写真は1年につき50枚」「この箱に入るだけ」と定数、定量ルールをつくって、あとは潔く処分を。もちろん「データ化してミニマムに」もあり。

おふみさん流手放し方(1)
⇒データ化して一括管理


スキャンしてデータ化、がコンパクトに全部を保管する最適の方法。とはいえかなりたいへんなので、「もう無理」と諦めるまでがんばるのも、一つの手(笑)。

読者のアイディア


同じ人から複数回手紙をもらったら、いちばんジーンとくるものを手帳に挟み、残りは処分。仕事でめげそうなとき手帳を見返すと、がんばろう!と思えます。(A.Kさん)

編集部のおすすめサービス
富士フイルム「写真プリントスキャンサービス」
写真をデジタルデータ化してDVDにしてくれる。料金は300dpiの場合、基本料金¥1,820+スキャン料金。1,000枚だと合計¥28,440。

おふみさん流手放し方(2)
⇒思い出BOXを作って保管し、入らないものは処分


残したい写真や手紙は、靴箱の一つなどを「思い出BOX」にして「ここに入るだけ保管」と決め、入らないものは処分!


■手作りの服やバッグ
ものへの思い入れが強すぎて……という人は「思い出ノート」を作って。ぱらぱらめくれば、ものにまつわる思い出にすぐアクセスできます。

おふみさん流手放し方
⇒思い出ノートを作る
1.自作のバッグや服の写真を撮る。バッグを持っている自分の写真を撮るのもあり


2.撮った写真を印刷してノートに貼っていく。


3.生地を買った店、この服を着ていった場所など、服にまつわる思い出もメモ。


⇒完成


このノートを見ればしっかり思い出せる!と思えたら、もの自体が手放せる。

読者のアイディア


昔、手作りした子どもの幼稚園バッグやランチョンマットなどは、生地の一部だけを切り取って色紙に貼り、現物は処分しました。(A.Sさん)

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思い入れが強いものはデジタルにすると味気ない...と感じるときは「一部を切り取ってファイリングして残す」。触って質感も残せるのでナイスアイディアですよね!

イラスト/おふみ 編集協力/宇野津暢子



文=徳永陽子