歌と踊りを愛する少女・鈴子が国民的歌手・福来スズ子に成長するまでを描く連続テレビ小説『ブギウギ』(NHK朝ドラ)。3月28日放送の第125回では、羽鳥に引退を決意した心境を語る際、スズ子が口にした「人形」という言葉が注目を集めている。

引退会見をおこなうが、作曲家・羽鳥(草彅剛)とは話ができずにいたスズ子(趣里)。盟友・茨田りつ子(菊地凛子)にも相談し、スズ子はついに羽鳥と話すことを決意。羽鳥家に向かおうと玄関を出た瞬間、スズ子を訪ねてきた羽鳥と出会う。

引退宣言をきっかけに気まずい関係となっていた2人だが、包み隠さぬ本心とこれまでの感謝を伝え合う。わだかまりが無くなり、羽鳥はスズ子に「僕はね、君と一緒にお客さんに感謝をしたい」と、引退コンサートを提案するのだった。

今回の放送では、スズ子が「先生とワテは、人形遣いと人形みたいな関係やと思ってます」「ワテはいつまでも先生の最高の人形でおりたかったんです」と羽鳥への感情を吐露するシーンが描かれた。

スズ子のセリフでオープニング映像に登場する人形を思い出す人も多く、SNS上では「OPの人形の意味がここに・・・」「オープニングの操り人形、操ってるのは羽鳥先生だったんだ・」「オープニングが人形である伏線がここで!」など、驚きの声が相次いでいる。

放送はNHK総合で朝8時から、NHK BS・プレミアム4Kでは朝7時半からスタート。3月29日放送の第126回(最終回)では、歌手・福来スズ子として最後のステージがはじまる。

文/つちだ四郎