昭和の時代、ヒロイン・寅子が「人の盾になる」弁護士を志し奮闘する姿を描いた連続テレビ小説『虎に翼』(NHK朝ドラ)。4月18日放送の第14回では、法廷劇の脚本が改変されたことが判明し、朝の番組『あさイチ』でMCの博多大吉が恐縮する場面が流れた。

自らの過去を明かし、寅子(伊藤沙莉)や涼子(桜井ユキ)が恵まれていることに憤りを感じていたと吐露する寅子の同期・よね(土居志央梨)。寅子は法廷劇で演じた「毒まんじゅう事件」を再検証しようと提案し、実際に同期たちでまんじゅうを作ってみることに。

議論が白熱するなか、涼子が「実際の判例では、加害者の職業は女給でなく医者で、事件を起こす前に訴訟を起こしていた」という事実を明かす。学長が、より観客からの同情を集めるために法廷劇の筋書きを改変していたことを知り、寅子たちはショックを受けるのだった。

母・はる(石田ゆり子)たちの力を借りて「毒まんじゅう事件」を再検証するものの、判例自体が捏造されたものであることが判明した今回の放送。

一連の展開を受け、直後の朝番組『あさイチ』では鈴木奈穂子アナウンサーが「なんかモヤモヤする終わり方で」と話し、MCの博多大吉が「そろそろいい男出てきてほしいな。毎回この終わり方だと、私の謝罪から始まらないと・・・なんかごめんねって」と、申し訳なさそうな表情を浮かべる場面があった。

SNSでも、「朝からモヤモヤ・・・」「確かにそろそろマトモな男性出てきて欲しいよね、大吉さん」「にしても大吉さんのいうように早く良い男出てきてー笑」など同意する視聴者が相次いでいた。

放送はNHK総合で朝8時から、NHK BS・プレミアム4Kでは朝7時半からスタート。4月19日放送の第15回では、寅子たちが学長の改変に憤るなか、親友で義姉の花江(森田望智)も抱えていた思いを吐き出す。

文/つちだ四郎