のちに女性初の弁護士になるヒロインの人生を描く連続テレビ小説『虎に翼』(NHK朝ドラ)。4月25日放送の第19回では、ラスト数分の急展開が話題となり、直後の朝番組『あさイチ』でMC陣が混乱する様子があった。

ハイキングで足を滑らせてケガをし、入院することとなった花岡(岩田剛典)。直前に花岡と激しく言い争っていた寅子(伊藤沙莉)は責任を感じて連日見舞いに行くが、いつも先客がいるため顔を合わせられずにいた。

一方、花岡は「寅子を訴える」と息巻き、同期の轟(戸塚純貴)から非難される。自分をかえりみた花岡は無礼なことを言った梅子(平岩紙)に対し、真摯に謝罪。寅子にも本心をさらけ出し、2人は距離を縮めるのだった。

ケガをして以来寅子のことを考えていると明かした花岡が、「これじゃまた、君のことばかり考えてしまうだろ」と口にするシーンが流れた今回の放送。花岡の発言を意識し浮かれる寅子だったが、帰宅すると父・直言(岡部たかし)に贈賄の容疑がかかり、家宅捜索の令状が出たことを知らされる。

甘酸っぱい雰囲気から一転、急な展開を迎えたことから、直後の朝番組『あさイチ』ではMCの鈴木奈穂子アナウンサーと博多大吉が「ちょっと待って、お父さん」「酔っ払って帰って、つらそうに何か隠してる感じはありましたが」と戸惑う姿が見られた。

SNSでも、一連の流れを受け「浮かれて帰ってきたらお父さん大変なことになってる」「なかなかの急展開」「急にシリアス! あのお父さんに限ってそんなことないはず」「急展開すぎて頭がおいつかない」など驚きの声で溢れている。

放送はNHK総合で朝8時から、NHK BS・プレミアム4Kでは朝7時半からスタート。4月26日放送の第20回では、父・直言が贈賄で逮捕されたと検察から告げられる寅子だが、信じられずにいた。

文/つちだ四郎