激動の昭和時代、日本でまだ誕生していない女性弁護士を志すヒロインが法曹の世界に飛び込んでいく姿を描いた連続テレビ小説『虎に翼』(NHK朝ドラ)。第25回(5月3日放送)では、一年半に及んだ「共亜事件」の公判がいよいよ結審の日を迎える。

昭和11年(1936年)12月。一年半に及んだ「共亜事件」の公判はいよいよ結審の日を迎えた。ヒロイン・寅子(伊藤沙莉)と母・はる(石田ゆり子)は傍聴席から父・直言(岡部たかし)を見守り、法廷の外では優三(仲野太賀)やよね(土居志央梨)たちが待っていた。

そして、ついに裁判長の武井(平田広明)から判決が言い渡される。判決後、直言の弁護を引き受けた穂高(小林薫)は裁判官の桂場(松山ケンイチ)と酒を酌み交わし、判決文に込められた思いを絶賛して・・・。

本作は、戦前戦後に女性法律家の草分けとして足跡を残した三淵嘉子(みぶちよしこ)さんをモデルに、日本初の女性弁護士でのちに裁判官となる一人の女性が、困難な時代のなかで仲間とともに道なき道を切り開いていく物語。