国内外のお茶が集まる、年に一度の祭典『ワールド・ティー・フェスティバル2024』が、5月8日より百貨店「阪急うめだ本店」(大阪市北区)で開催される。

今年で8回目を迎える今回は、日本のお茶、欧米のティーカルチャー、茶園の作り手の想いが詰まったお茶を特集。昨今の日本のお茶事情は、若手の生産者が緑茶以外にも新たなチャレンジとして、フレーバーティーなど緑茶だけではないさまざまな種類の生産に取り組んでおり、同イベントではその生産背景や楽しみ方をセミナー・トークショーなどを交えながら、お茶の新たな魅力を発見することができる。

なかでも、近年国外からも注目されているのは、日本で作られた「和紅茶」。海外輸入のイメージが強い紅茶だが、日本では明治期から作られており、同イベントでは宮崎や岐阜など6つのお茶どころを紹介。400年以上続く桃生茶の紅茶、はちみつのようなまろやかな風味の紅茶など、個性豊かな和紅茶が販売される。

そのほか、煎茶や番茶、玄米茶の奥深さを知ることができる逸品も登場。鏡開きの際にできた細かい鏡餅のかけらを、炒って茶葉に混ぜた玄米茶や、乳酸菌による後発酵した阿波番茶など、知っているようで知らなかった「日本茶の魅力」に迫る。

そのほかドイツやイギリスなど、10カ国19のティーブランドの紅茶や、焼き菓子・茶器を楽しめるブースも。9階カフェでは、和紅茶を使ったスイーツも登場する。『ワールド・ティー・フェスティバル2024』は5月8日から13日まで「阪急うめだ本店」9階催事場にて開催する。