地名に「浜」の付く土地を可視化した日本地図がSNS上で大きな注目を集めている。

「今日は地図の日なので、地理院地図で『浜』を検索した結果で描いた日本地図を貼っておきます。皆さん地図を楽しみましょう!」と件の日本地図を紹介したのは地理Bの旅さん(@chiri_b_geo)。

海に囲まれた日本だけに浜の付く土地を繋ぎ合わせると綺麗に列島の輪郭が浮かんでくる。また海だけでなく主だった湖や河川の沿岸にも浜の付く地名は多く見られるようだ。

今回の投稿に対し、SNSユーザー達からは

「内陸にある『浜』は逆になんだ?」
「『なぜ内陸に浜が』というリプが付いてるが、川べりも浜だからだよ。同じように内陸には『津』もあるし、大船渡」は三陸海岸だけでなく岐阜県にもある」
「もっと拡大したら昔の海岸線浮かび上がってきそう」

など数々の驚きの声が寄せられている。

投稿者さんに聞いた

地理Bの旅さんに話を聞いた。

ーー地図作成から見えてきたことはありますか?

地理Bの旅:浜の付く地名は予想以上に日本全国にあり、驚きました。海辺に多い他の漢字でも試しましたが、浜が一番きれいな日本地図を描けたと思います。

ーー反響について。

地理Bの旅:たくさんの方に関心を持っていただき嬉しいです。親不知付近の地形のことや、琵琶湖周辺にもたくさん分布していることなど、コメントでこちらが新しく気づくこともあり、勉強になりました。ぜひ地理院地図の検索を自分でも試してみていただきたいです。

   ◇   ◇

読者のみなさんがお住まいの都道府県にもきっと浜の付く地名がいくつもあると思う。それぞれどんな地理条件なのか調べてみるのも面白そうだ。

今回の話題を提供してくれた地理Bの旅さんはこれまでnoteやX(旧Twitter)に投稿してきた内容をもとに書籍の出版を準備中。地図や地理にご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。

なおインタビュー中でも触れたサイト「地理院地図」は、国土地理院が保有している地図情報の数々が紹介されているだけでなく、誰でも自由に素材として利用できる。地図素材が必要になった際はぜひご活用を。

(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)