トーカイは、調剤薬局を運営する子会社のたんぽぽ薬局(岐阜市)を通じて、ミック・ジャパン(大阪市)からリハビリデイサービス、ドラッグストアなどの各種事業を取得することを決めた。ミック・ジャパンが当該事業を新設会社のmik japanに移管したうえで、たんぽぽ薬局がmik japanの株式を取得する。トーカイグループの事業補完・拡充が目的。経営資源の相互活用やEC(電子商取引)基盤の活用なども進める。取得価額、取得予定日はいずれも非公表。

主力の介護用品レンタル事業にリハビリデイサービス事業を加え、利用者のQOL(生活の質)の向上や機能回復につながる複合的なサービス展開を目指す。また、ドラッグストア事業の取得で、たんぽぽ薬局の各店舗での物販機能やグループ全体の物品調達能力の強化を見込む。

ミック・ジャパンは1974年設立。関西エリアを中心にドラッグストア「ドラッグミック」(直営12店舗)、調剤薬局「ミック薬局」(ドラッグストア併設型の直営3店舗)、リハビリ特化型デイサービス「ミック健康の森」(33施設)を運営するほか、EC事業も手がける。