2022年の東京予選での表彰風景

米シリコンバレーの投資会社ペガサス・テック・ベンチャーズ(カリフォルニア州)は、2023年12月に米国で開催するピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ2023」に出場する日本企業を選出する京都予選を2023年7月6日に京都市の京都大学百周年記念ホールで開催する。

京都大学経営管理大学院との共催で、京都で開催するのは今回が初めて。コロナ禍で大阪や福岡での開催が中止になっており、地方での予選は3年ぶりとなる。

当日は応募のあった135社から書類選考で絞り込んだ12社がプレゼンを行い、優勝企業1社が米国で開催される「スタートアップワールドカップ2023」に出場する。また、当日はゲストスピーカーとして、実業家の堀江貴文氏やユーグレナ社長の出雲充氏らが登壇する。

日本からは2社が本選に出場

スタートアップワールドカップは世界50以上の国と地域で実施する予選を通過した企業が優勝投資賞金約1億円をかけてビジネスプランを競い合うもので、2017年に第1回目が開催され今回が5回目になる。

日本では京都予選のほかに東京予選が2023年9月8日にグランドハイアット東京(東京都港区)で開催され、ここでの優勝企業も京都での優勝企業とともに米国の本選に出場する。

東京、京都の両予選に出場する全社を対象に、遊技機やゲームを手がけるセガサミーホールディングス<6460>と、通販のジャパネットホールディングス(長崎県佐世保市)がそれぞれ5000万円ずつを投資する特別賞も用意されている。

米国での第1回大会では、園児の見守りサービスなどを手がけているユニファ(名古屋市)が優勝、第4回大会では空飛ぶ車を手がけているSkyDrive(愛知県豊田市)が準優勝しており、日本企業の健闘が目立つ。今年はどのような結果になるだろうか。

【京都予選に出場する12社】

スタートアップワールドカップ京都予選出場12社

文:M&A Online