東日本大震災をきっかけに始まった活動で能登半島地震の被災地を支援します。
売り上げを寄付しようと岩手県陸前高田市で4月5日、使わなくなった布を活用する「布ぞうり」づくりの作業が行われました。

使われていない布を再利用し紐状にして編んで作る「布ぞうり」は、東日本大震災があった2011年の秋からコミュニティーづくりなどを目的に陸前高田市などで発足した「ふっくら布ぞうりの会」が制作を続けています。

今回売り上げの一部を能登半島地震の被災地に寄付することになり、5日は廃棄される予定だったTシャツを切ってひも状にするなど、布ぞうり作りの準備が行われました。

この会には宮城県を合わせると40人ほどの会員がいて、その多くが被災を経験しています。

ふっくら布ぞうりの会 伊藤富子さん
「私たちもいっぱい助けていただいたので、少しでも恩返しができればと思って」

能登半島地震の支援に向けた布ぞうりは3月からオンラインショップで1足6000円から7000円程度で販売されていて、1足あたり500円から1000円が寄付されるということです。