岩手県矢巾町の県消防学校で、この春採用された消防職員の入校式が開かれ、入校生たちが消防士への第一歩を踏み出しています。

4月8日の入校式には、2024年度に県内12の消防本部に採用された63人の消防職員が出席しました。

式では千葉順幸校長が「今何をすべきなのかという事を常に自分に問いかけながら、一日一日を大切に過ごしてください」と激励しました。

これに対し、入校生を代表して盛岡地区広域消防組合消防本部の村上周平さんが、決意の言葉を述べました。

盛岡地区広域消防組合消防本部 村上周平さん
「礼節と規律を正し、消防職員としての基礎的な素養を培う事に最善を尽くします」

二戸地区広域行政事務組合消防本部 苅敷山凛さん
「消防官は小さい頃から憧れていた職業だったので、その職業に近づけることができたんだなと思いました」

陸前高田市消防本部 志田登生さん
「この消防学校の6カ月間で消防士としての技術や知識を身につけ、市民の財産や安全を守れる消防士になりたい」

入校生たちは9日から半年間寮生活を送りながら、訓練を通して消防士に必要な知識や技術を学びます。