子育て中の親やその子どもたちを支援する施設が岩手県奥州市に開設され、5月23日に報道関係者にお披露目されました。
小中学生や就学前の子どもを対象に3つの事業が運営されています。

お披露目された「江刺こども支援施設」では、旧岩谷堂幼稚園の建物などを活用し奥州市が5月から3つの事業を始めています。

このうち「フロンティア奥州えさし」は小中学生が対象で、ネットを活用し自主的に学ぶ環境を整え、子どもの自立心を育てて保護者の不安解消を目指しています。

このほか、就学前の子どもを対象にコミュニケーション能力や心身の発達を支援する2つの施設も開設されています。

市によりますと施設の職員は25人、運営費は年間約2000万円で、すでに20人ほどが利用しています。

江刺こども支援施設 吉田博昭所長
「(子ども)一人一人のニーズに対応した支援をしていきたいし、(保護者の)様々な相談ができる施設になるよう運営していきたい」

市の教育委員会では、子どもの成長や子育てに不安を持つ人は気軽に相談してほしいと話しています。

(奥州市教委 学校教育課 0197−35−2111)