展覧会「徳川美術館展 尾張徳川家の至宝」が現在、あべのハルカス美術館(大阪市阿倍野区、あべのハルカス16階)で開かれている。(あべの経済新聞)

 国宝 初音蒔絵旅櫛箱

 徳川家康の九男・義直によって創始された尾張徳川家は、名古屋城を居城とした大大名で、紀伊徳川家・水戸徳川家と共に御三家の一つに数えられている。徳川美術館(名古屋市)には、歴代当主や夫人たちの遺愛品など1万件余りを所蔵しているという。

 同展では、甲冑(かっちゅう)や刀剣など武具のほか、茶道具や香道具、能道具、婚礼調度、書画などを通して、尾張徳川家の歴史と華やかな大名文化を紹介する。現存最古の源氏絵である「国宝 源氏物語絵巻」4場面を順次展示するほか、「国宝 初音蒔絵旅櫛箱(はつねまきえたびくしばこ)」(5月26日まで)も展示する。

 開館時間は10時〜20時(土曜〜月曜・祝日は18時まで)。5月27日休館。観覧料は、一般=1,800円、大高生=1,400円、中小生=500円。6月23日まで。