秋田市の夏祭り「秋田竿燈(かんとう)まつり」に合わせて開く「竿燈市民パレード」が、5年ぶりに行われる。(秋田経済新聞)

 国重要無形民俗文化財の「秋田竿燈まつり」

 「観光客へ歓迎の意を表しながら、地元の取り組みをPRする機会」として、8月上旬開催の「秋田竿燈まつり」に合わせて行うパレード。2009(平成21)年に300人ほどで始め、2015(平成27)年以降は、県内のNPOや市民団体、イベント実行委員会、プロスポーツチーム、吹奏楽団など、さまざまな分野で活動する1300人以上の市民が、祭りの会場となる「竿燈大通り」を練り歩きながら、沿道で竿燈演技の始まりを待つ観光客に手を振るなどして歓迎する。

 感染症拡大の影響による休止期間を経て、現在、2019年以来、5年ぶり12回目の開催へ向けて準備を進める。同実行委員会代表で観光誘致に取り組む秋田県議会議員の武内伸文さんは「パレードの再開を望む声が多く寄せられていたことから、5年ぶりの開催が決まったときは、うれしくて涙が出る思いだった。多くの市民の皆さんと一緒に、観光客の皆さんを思い切り歓迎したい。皆さんに参加してもらえれば」と意気込みを見せる。

 パレードは、8月6日、竿燈演技開始前の18時40分〜18時55分を予定する。

 現在、参加団体を募集する。6月13日、秋田市中央市民サービスセンター(山王1)で説明会を開く。開催時間は18時〜19時。参加無料。応募締め切りは7月6日。申し込みは、インターネットで受け付ける。問い合わせは、同実行委員会・武内さん(TEL 090-2363-0398)まで。