「イキイキ貯筋運動教室」が5月14日、与論町の多目的屋内運動場(与論町茶花)で行われ、町内の高齢者22人が参加した。(奄美群島南三島経済新聞)

 5月7日に行われた体力測定の様子

 同講座は、運動によって筋肉をためる「貯筋」をして、健康寿命を延ばすことを目的とした介護予防の取り組み。与論町の包括支援センターが主催し、NPO法人「ヨロンSC」が主管している。

 5月7日に行われた開校式では体力測定も行い、「椅子座り立ち」「状態起こし」「5メートル最大速度歩行」の回数や速度を計測した。全12回の講座の最後に改めて測定し、運動の成果を確認する予定。

 講師の一人、佐藤澄夫さんは「人生100年時代になろうとしている。自立して生活できる期間の健康寿命をできるだけ延ばして平均寿命に近づけてほしい。そのために高齢者も筋力トレーニングが必要」と話す。

 参加者の一人、田中美和子さんは「毎年この講座に通っていて、仕事のシフトと重なる時などは、人と交代して参加している。運動する機会はこの貯筋運動だけなので、やっていて良かった」と話す。