アート集団「チームラボ」のインタラクティブ作品「こびとが住まう黒板」が4月12日、めんたいパークびわ湖(野洲市吉川)に設置された。(びわ湖大津経済新聞)

 親子で楽しむ姿も見られた

 同パークは、めんたいこの製造販売を行う「かねふく」(福岡県)のグループ会社が運営するめんたいこ工場と一体型のテーマパークで、2021年12月にオープンした。めんたいこの直売店、おにぎりやパスタなどを提供するフードコーナー、ボルダリングや滑り台などがある「タラピヨキッズパーク」などがある。

 今回新しく、2階の飲食エリアに「こびとが住まう黒板」を設置した。縦1メートル、横3.45メートルのデジタル黒板の中を歩いている無数の「こびと」の動きが画面に触れることで変化するインタラクティブ作品。こびとに交じってめんたいパークのキャラクターであるタラコン博士とタラピヨも黒板の中を歩く。黒板に手で線を引くとこびとやタラピヨたちが線の上を歩き、線で囲むと線の中を回り続ける。雲に触れると雨が降り、雨が降ると地面にクローバーが生える。種の上に雨が降るとイチゴが成長し、こびとがイチゴを食べる。シャボン玉の中にあるはしごやキノコなどのアイテムに触れるとアイテムが落ち、こびとがはしごを上ったり、キノコをジャンプ台にしてジャンプしたりする。タイミングが合うとこびとが鳥に乗って空を飛ぶ。

 姫路市から家族で旅行に来た北堀真由美さんは「クラブハリエ(近江八幡市)に行く途中で見つけて寄った。どうしたらこびとが通れるようになるかを親子で考えながら遊べるのがいい。子どもも大人も楽しめる」と喜んだ。

 同パーク営業部の大澤勇太さんは「子どもたちが夢中で線を書いたり、アイテムにタッチしたり楽しんで遊んでくれている。黒板を目当てに来場してくれる人もいるので、黒板をきっかけに来場して、めんたいこの購入につながれば。今後も付加価値が上がるようなことをしていきたい。『来て良かった』と思ってもらえるテーマパークにしたい」と意気込む。