「浜のスーパー 漁港ストア」(八戸市新湊3)で4月、新メニューの提供と夜の営業が始まった。(八戸経済新聞)

 ハピネスうどん

 八戸漁港の食堂として約50年間親しまれる同店。「館鼻岸壁朝市」が開かれる日曜は朝から市民・観光客でにぎわう。自家製の麺を使ったそば、うどん、ラーメンを提供する。4月20日に「ハピネスうどん」、4月26日に「カルボナーラうどん」の提供を始めた。4月13日からは、土曜限定で夜の営業を始めた。

 「ハピネスうどん」(550円)は、淡いピンク色の冷やしうどんをサクラの花の形をした皿に盛り付けた。うどんにはハート形に切ったのりをトッピングし、おにぎりは星の形にするなど、見て楽しめるよう工夫した。同店を運営する八戸水産公社の後藤隆貴さんは「ずばり、インスタ映えを狙った」と笑顔を見せる。

 「カルボナーラうどん」(700円)は、ゆでたうどんにカルボナーラソースをかけ、ベーコンや黒こしょうで味を引き締めた。後藤さんは「自家製のうどんの食感に合うソースを試行錯誤し、パスタともうどんとも違った味わいに仕上げた」と話す。

 同店はこれまで、漁師や漁港関係者などが利用してきたが、近年はSNSに投稿された情報がきっかけで訪れる観光客や家族連れが増えているという。同店では今後もさまざまな客層に楽しんでもらおうと、新メニューの開発に力を入れる。

 後藤さんは「家族連れの小さな子ども、高校生にも喜んでもらえるよう開発した。冷たく喉越しの良いうどんを食べて一日『ハピネス』な気持ちになってほしい。これからも新商品開発を続けていくので、SNSをチェックしてほしい」と話す。

 営業時間は、平日=11時〜14時、土曜=10時〜15時、17時〜20時、日曜=7時〜15時。ハピネスうどんは土曜・日曜・祝日のみ提供する。