横浜赤レンガ倉庫(横浜市中区新港1)で、ドイツの春祭りを再現したイベント「ヨコハマフリューリングスフェスト2024」が行われている。(ヨコハマ経済新聞)

 ヴォーホー&カレンダーバンドの演奏で会場を盛り上げる

 ドイツビールやドイツ料理の提供、ドイツ雑貨を取り扱うマーケット、ドイツ楽団の演奏、子どもも楽しめるアトラクションのほか、夜には野外シアター「SEASIDE CINEMA(シーサイドシネマ)」などが行われる。2013年に始まり今年で10回目となる。昨年は42万人が来場した。

 会場には、ベルリンの壁をモチーフにした高さ約3メートルの壁面アートや、春の訪れを祝う「5月の木」という意味の木のオブジェ「マイバウム」の設置、ドイツ観光局の協力によるパネル展示などでドイツを感じさせる空間を演出する。

 ドイツの建築様式を一部に取り入れた歴史的建造物である横浜赤レンガ倉庫で、日本初上陸のドイツビールやここでしか飲めない限定ビール、ドイツの名物料理や定番のソーセージやチュロスなどのフード、フルーツを使ったカクテルやソフトドリンクなどを提供する。

 今年は「東京とベルリンの友好都市提携30周年」、「ベルリンの壁崩壊35周年」という節目で、会場の一部にドイツのコンセプトブースが登場。ドイツ大使館公邸シェフである小林シェフ監修のベルリンの郷土料理が初登場する。

 巨大キャタピラーの中にスライダーや障害物など仕掛けが盛りだくさんなアトラクションや、直径約1.5メートルのバブルボールで水の上で楽しめる「水上バブルボール」などを設置。日にち限定で、ハム・ソーセージの専門店「シュタットシンケン」から講師として迎え、本場ドイツの製法でつくる自家製ソーセージ作り体験や、金魚や鯉を釣って親子で楽しめる釣り堀なども展開する。

 リユースカップ使用によるプラスチック製品や、会場内の発電機の燃料に天然ガスから精製されたGTL燃料を使用することでCO2の削減に務めるほか、 イベントで出た廃食用油を持続可能な航空燃料製造に提供するなど、SDGsへの取り組みも行う。

 会場は、横浜赤レンガ倉庫イベント広場、赤レンガパーク。開催時間は11時〜21時。入場無料。5月6日まで。