食事提供や手作り品販売などを展開する施設「古民家coco-Rin（ココリン）　sunRin舎（さんりんしゃ）」（浜松市浜名区三ケ日町、TEL 0120-747-175）が4月10日、オープンした。（浜松経済新聞）

　提供している主な食事

　合同会社「coco-Rin」が地域の女性らと共に運営する「農家民宿カフェcoco-Rin」に次ぐ施設となる。地域の悩み解決や結びつきなどをつくる地域アートマネジャーで、合同会社の代表を務める久米ゆきさんがコミュニティー活動のさらなる展開を目指し、築130年の古民家を生かし新たな交流拠点を開設した。2022年の構想を昨秋に具体化し、「coco-Rin」のサポーターらの応援を受けて古民家をリノベーションした。農家民宿カフェから車で10分ほどの場所にあるという。

　古民家の面積は約99坪。モーニングから始まる食事のメニューは、農家民宿カフェで製造した天然酵母パン入りパン（140〜260円）や豆腐を使ったマフィン（310円）、地元のブランド牛の肉を使った「三ケ日牛バーガー」（1,100円）、自家製のしょうゆこうじを使った焼きおにぎり（2個420円）、クルミをたっぷり使った自家製のたれを楽しめる五平餅（1本550円）などがある。17時以降は夜定食（980円、高校生以下は500円）も用意する。

　食事のほか、地元をはじめ各地でものづくりをする生産者の作品や商品を販売するスペース、共同キッチンを備えたレンタルスペース、児童・生徒らが宿題など勉強できる環境も設けた。今後、宿泊ニーズにも応じられるよう準備を進める。

　久米さんは「好きなことや楽しい活動をして過ごしたり、その姿を見て考えたりできる場所にしていきたい」と話す。

　営業時間は8時〜21時。月曜・火曜定休。