平川市役所本庁舎の「ふらっと広場」(青森県平川市)に4月3日、アニメ「じいさんばあさん若返る」のイラストをラッピングした「HIRAKAWAスタンド」が設置された。(弘前経済新聞)

 弘南鉄道弘南線の「じいさんばあさん若返る」ラッピング車両

 「じいさんばあさん若返る」は、平川出身の漫画家・新挑限(あらいどかぎり)さん原作のアニメで、4月7日から放送が始まる。平川市では放送開始に合わせ、作品を盛り上げるため「HIRAKAWAスタンド」の裏面に同アニメのイラストを採用した。

 新挑さんは弘前大学在学中に漫画家デビューした。「じいさんばあさん若返る」は、青森を舞台に若返った老夫婦のコメディー漫画。2019年10月からX(旧ツイッター)とpixiv(ピクシブ)で掲載し、ピクシブでは累計1億ページビューを記録した。現在コミックアルナ(KADOKAWA)で連載している。

 「HIRAKAWAスタンド」は昨年9月に庁舎内に設置した全幅12メートル、高さ1.75メートルのフォトスポット用スタンド。表面には平川市を代表する景観や特産物を文字の上にラッピングしている。

 平川市では今後、オリジナルコラボビジュアルのポスターを市内に掲示するほか、本庁舎4階のサークルベンチに作品に登場する「金色りんご」や1階入り口にはキャラクターパネルも設置する。作中にも登場する弘南鉄道弘南線では現在、アニメのイラストをラッピングした車両が運行している。

 平川市のひらかわ魅力発信係担当者は「多くの人に作品を届けられるように地元から盛り上げていきたい」と話す。