小野酒造店(辰野町小野、TEL 0266-46-2505)で5月11日・12日の2日間、小野酒造創業160周年に合わせて「たのめの里暁祭」が開催される。(伊那経済新聞)

 漫画家・波切敦さんとコラボした160周年記念酒

 初期中山道宿場町の造り酒屋として、霧訪山の伏流水を利用し「夜明け前」などを醸造する小野酒造。今後さらに「地域の人に喜ばれる酒を造っていきたい」との思いを込めて、「夜明け前」の暗闇に光が差し始める「暁」で暁祭とした。

 両日、酒かすの詰め放題(500円)、普段は未公開の蔵見学を行うほか、搾りたての「夜明け前」500本を限定販売する。数量限定のクリア升で9種の「夜明け前」を飲める試飲コーナー(1,500円)は、オンラインでチケットの事前販売も行う。160周年記念酒は、辰野町の瀬戸ライスファームの山田錦を醸した純米大吟醸。ラベルは地元出身の漫画家・波切敦さんとコラボした。

 飲食では、地元産のそば粉で作った飯沼そばや小野酒造の酒かすを使ったピザ、こうじを使った甘酒などのキッチンカーが並ぶ予定。辰高生や両小野小・中学校のステージパフォーマンスも披露する。

 実行委員会の清都幸大さんは「小野酒造店を続けられたのは支えてくださった皆さまのおかげ。地域やお客さまへの感謝を込めて、地域の事業者や学校とコラボして企画した。子ども向けに縁日やワークショップもあるので、町で唯一の酒蔵に足を運んでもらい、楽しんでもらえれば」と呼びかける。

 開催時間は10時〜16時(12日は15時まで)。雨天決行。