志摩スペイン村パルケエスパーニャ(志摩市磯部町)のパーク内の木に現在、キツツキが巣を作っている。(伊勢志摩経済新聞)

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 園内に日陰を作る目的で植えられた緑陰樹のタブノキにキツツキの仲間のコゲラが巣を作っているのを4月8日、従業員が発見した。

 コゲラは、キツツキ目キツツキ科。日本各地に生息し、全長約15センチとキツツキの中では最も小さい個体。体全体は茶色で羽は灰褐色と白のまだら模様。枯れ木にくちばしで穴を掘り、巣を作る習性を持つ。

 広報担当の柴原風花さんは「園内にコツコツコツという音が聞こえてきたり、木くずを巣の外へ出す様子が見られたりすることから木に穴を掘って巣を作っているようで、来園客や従業員を和ませてくれている」と話す。

 柴原さんは「2021年4月・5月ごろにもコゲラが別の木に巣を作り、小さなひなと思われる小鳥がいるのを確認した。知らぬ間に穴のなかが空っぽになっていたので、当時、その後どうなったのかは分からないが、卵を産んで子どもが産まれるように温かく見守りたい」と話す。