落語家・柳亭小燕枝(こえんし)さんの独演会が6月7日、奥沢神社前のギャラリースペース「katakana shin(カタカナ シン)」(世田谷区奥沢2)で開催される。(自由が丘経済新聞)

 「katakana落語会」は演者と観客の距離が近いのも特徴(前回開催時の様子)

 会場となる同ギャラリーは、日本製雑貨とアパレルのセレクトショップ「katakana 自由が丘店」(奥沢5)が2022年にオープン。通常は、同店ゆかりの作家とその作品を紹介する企画展を開いているが、店主の河野純一さんは「ギャラリーのテーマは『小さな文化会館』。地元の人が身近に伝統の話芸を楽しめる場になれば」と、店の屋号から取った「katakana落語会」を昨年9月に始めた。

 小燕枝さんは1984(昭和59)年、世田谷区生まれ。2007(平成19)年、柳亭市馬さんに入門し、「市也」を名乗る。2012(平成24)年に二つ目に昇進し 「市弥」と改名。2018(平成30)年には、人気落語家を輩出してきた若手の登竜門「第29回北とぴあ若手落語家競演会」で大賞を受賞し、「NHK新人落語演芸大賞」では同年から3年連続で本選へ駒を進めた。2022年9月に真打ち昇進とともに「八代目 柳亭小燕枝」を襲名した。

 河野さんは「この落語会で初めて落語を聞いたと言うお客さまは、毎回楽しみにしてくれている。落語通の方も、初心者の方も、気軽に足を運んでもらえたら」と呼びかける。

 19時開演。料金は、座布団席=3,850円、椅子席=3,960円。全席自由。チケットはkatakanaオンラインストアで取り扱う。