播磨町の絵本カフェ「くうねるん」(播磨町北野添)が5月13日で1周年を迎えた。(加古川経済新聞)

 店舗外観

 小さい頃から絵本が大好きだったという店主の細田享子さん。看護師として30年間勤務した後、絵本や趣味を通じて交流できる場所を作りたいと同店を開いた。

 もともと商店街の一角にあった酒販店を自分たちでリフォームしたという同店。酒用の冷蔵庫は本が読める個室に改装。冷蔵のショーケースは絵本や漫画を置く本棚として再利用した。店名の「くうねるん」には、「空間を練る」などの思いを込める。

 カフェだけでなく、地域の人たちが集えるイベントスペースとしても活用されている同店。これまで、店に集った人たちや細田さんのアイデアから、「お笑い寄席」「絵本の読み語り合い会」「バイオリン演奏会」「推しを語る会」などを開催。地域の発信の場としても活用されている。

 細田さんは「この店を通じてたくさんの人たちとつながることができた。多彩な人たちが集まっていろいろなことを実現できる場として、より多くの人たちに利用してほしい」と呼びかける。

 営業時間は12時〜17時。月曜・火曜定休。