ハンバーガーレストラン「KazBond(カズボンド)」(軽井沢町軽井沢、TEL 080-4819-1021)がオープンして、5月14日で2カ月がたった。(軽井沢経済新聞)

 オーナーシェフの田上一真さん

 軽井沢本通りの軽井沢ニューアートミュージアムの斜め向かいにオープンした同店。オーナーシェフの田上一真さんは千葉県君津市出身。東京のフランス料理店で4年ほど修業した後、軽井沢星野リゾート「ブレストンコートユカワタン」のシェフや「村民食堂」の料理長を経て独立し、同店を開いた。

 店名は、田上一真さんの名前の「カズ」と接着剤の「ボンド」を組み合わせて「カズボンド」と名付けた。同店を通じて客や生産者など、「人と人のつながりを大切にしたい」という思いを込めた。 ゆったりした店内にはテーブル席7席を用意。天気のいい日にはテラス席でペットと一緒に食事も楽しめる。

 メニューは「ハンバーガー」を売りにする。「どんなにおいしい料理でも口に入らないとおいしさが分からないと思い、高級なフランス料理より、できるだけ安価な価格で届けられ、多くの人に知られているハンバーガーで、まずはオープンした」という。

 調理方法にもこだわり、肉はガスオーブンではなく、まきをたくコンロで焼き上げる。「まきの遠赤外線で肉の余分な油を落としながら芯から温め、まきの煙の香りも加わり、オリジナルの風味が出せる」という。肉は長野県白馬村の「大国屋」が全国から仕入れた国産牛と和牛を使う。「いい肉が仕入れられた日にはステーキも提供している」とも。

 メニューは、和牛バーガー(2,600円)、カズボンドバーガー(2,200円)、キッズバーガー(1,500円)の3種類がメイン。他に、フィッシュ&チップス(1,200円)、自家製ベーコンのポテトサラダ(950円)、旬の彩り野菜のグレッグ(800円)、トマトのやトリッパ煮込み(1,100円)、ドリンクは、自家製ジンジャエール、広島産レモンで作った自家製レモンスカッシュ(以上700円)などを取りそろえる。

 田上さんは「ハンバーガーも決して安いものではないが、来て良かったと思っていただけるこだわりのある料理を提供している。今後はジャンルにこだわらず、麻婆豆腐やおでんや炊き込みご飯など、お客さまのニーズに合うものも提供していきたい」と話す。

 営業時間は11時00分〜21時00分。月曜定休。