黒坂オートキャンプ場(笛吹市境川町大黒坂)内に「黒坂野営喫茶」がオープンして、7月3日で2カ月がたつ。(甲府経済新聞)

 「黒坂オートキャンプ場」から見える夜景

 同キャンプ場は「人と自然がつながるキャンプ場」をコンセプトに、山の地形を生かし場所ごとに異なる形状の55サイトを備える。運営はクロスローブ。

 角田竜満社長の両親が元々キャンプ場を経営していたが、自然が好きだった竜満さんが「もともとあった(同所の)魅力を、もっと多くの人に伝わるように」とコロナ禍をきっかけに帰郷。法人化して、通年営業に変え、ホームページを改修し、夜景が見えるように木を切り払って「夜景サイト」「プライベートサイト」を整備するなど、キャンプ場のリニューアルを進めた。現在は家族6人で営む。

 同カフェもリニューアルの一環。キャンプ場から歩いてすぐの空き地だった場所に、キッチンと夜景が眺望できるウッドデッキを作るため1年半前から準備した。

 キッチントレーラーを設置し、飲食スペースは甲府盆地を一望できるウッドデッキ。本棚も設け、野外ブックカフェとして、キャンプ場の利用者以外も利用可能。

 メニューは「ドーナツ」(プレーン・シナモン・カスタード、300円〜)、「ホットドッグ」(600円〜)、「鶏肉たっぷり辛くないスパイスカレー」、「季節のグラタン」(以上750円)、「マンキーのほうとう」(1,000円)、季節のスープ(300円)、「おつまみ盛り合わせ」(800円)のほか、コーヒーや紅茶、ジュース、ビールやワイン、ウイスキーなどのアルコール類合わせて28種類のドリンクメニューも用意する。

 竜満さんは「自然の中で過ごすことでリラックスしたり幸せになれたりする。笛吹に戻ってきて自然の中で仕事ができたら幸せだと思った。都内の人にも気軽に利用してもらい幸せになってもらえれば」と話す。

 喫茶は、火曜・木曜定休。