「ソーシャルグッドマーケット」をうたう「Kuradashi(クラダシ)たまプラーザテラス店」(横浜市青葉区美しが丘1)が5月26日にオープン1周年を迎える。(港北経済新聞)

 1周年を記念して設置した店内のメッセージボード

 クラダシはフードロス削減を目指し、捨てられる可能性のある商品を販売して、売り上げの一部を社会貢献団体へと寄付するショッピングサイト。同店は初の常設店として昨年、たまプラーザテラス内ゲートプラザ1階に出店した。

 広さ約82平方メートルの店内には、400〜600点のアイテムを用意。企業などで廃棄やロスになるはずだった食品をリーズナブルな価格帯で提供するほか、サステナブルな商品、雑貨、化粧品、青葉区で作られた農作物も並べる。客層は30〜50代の女性や、子どもを連れた家族が多いという。

 店内のデジタルサイネージ(電子看板)では、同店を通じて削減できたフードロス量をデータ表示している。3月末時点で累計11万4695キログラムに達している。

 同店を運営するクラダシ ソーシャルイノベーション部の山口達也さんによると、1周年を記念して設置した店内のメッセージボードには「フードロス削減を考えるきっかけになった」「こういう店が地元にできてうれしい」といったコメントが寄せられているという。

 営業時間は10時〜20時。