熊谷地方気象台が4月8日、「熊谷桜堤」でソメイヨシノの満開を観測したと発表した。(熊谷経済新聞)

 桜並木の下を歩き、花を楽しむ人の様子

 開花の観測(3月31日)から徐々に花開く数が増えていた熊谷桜堤。4月1日以降、曇りや雨、風の強まる日もあったがようやく標準木で80パーセント以上のつぼみが開き、平年(4月3日)より5日、昨年(3月26日)より13日、それぞれ遅い満開となった。

 8日は曇り空だったが朝から気温が上昇し、13時34分の同気象台観測で23.9℃まで上がる夏日となった。熊谷駅南口から徒歩6分の熊谷桜堤には多くの人が訪れ、土手に上がって桜を眺めたり、同じく満開の見頃を迎えている菜の花に囲まれながら桜を見上げて撮影したり、桜並木の下を歩いたりして、花を楽しんでいた。羽生から来たという女性グループは「桜に合わせて集まっていて、毎年楽しみにしている」「今年はどうなることかと思ったが来られて良かった。また一年、無事に過ごせて、桜を見られてうれしい」などと話していた。

 熊谷市観光協会主催の「熊谷さくら祭」は、開花状況に合わせて開催期間を14日まで延長した。夜桜ライトアップ(18時〜21時)とぼんぼり設置、露店の出店がある。河川敷臨時駐車場を設け混雑緩和を図っている。