炭火焼き鳥店「ニュー天花」(熊本市中央区南坪井1、TEL 096-326-0038)が熊本・南坪井に移転オープンして、5月5日で2カ月がたった。(熊本経済新聞)

 炭火焼鳥ニュー天花店、料理と店舗

 2008(平成20)年に熊本市中心部の並木坂にオープンした同店。「15年間テナントで営業してきたが、これからも長く店を続けていくことを考え、ビルを購入して移転することを決めた」と店主の井上和久さんは話す。以前の店から徒歩数分の場所にあるビルを購入し、3月5日、新店舗での営業を始めた。

 黒を基調とした落ち着いた雰囲気の店内。カウンター席20席、テーブル8卓のどの席からもキッチンが見えるような配置にこだわったという。「炭火で焼くパチパチという音や立ち上る香ばしい匂いなど、食べる前から楽しんでもらいたくて、ライブ感のある造りにした」と話す。

 看板メニューは長炭で焼く串焼き。毎日阿蘇から仕入れる朝びきの鶏を中心に40種類ほどを用意。人気の「特製生つくね」(330円)は、塩焼き、タレ焼き、月見、しそ巻き、しいたけ、ピーマンの6種類を用意する。野菜や魚介類は旬の食材を使う。「これからの季節は、殻のまま炭火で焼く天草産のイワガキがお薦め」だという。

 井上さんは「友人や家族との食事や仕事相手との会食など、外食には多様な使い方があるが、外食は日常とは異なる時間。料理はもちろん、接客や空間でも『脱日常』を感じてほしい。あの店に行って良かった、大切な人を連れていきたいと思ってもらえるような店にしていけたら」と意気込む。

 営業時間は15時〜24時(日曜は23時まで)。月曜定休。