WEリーグ第17節が4月28日、レモンガススタジアム平塚(平塚市)で行われ、ノジマステラ神奈川相模原はセレッソ大阪ヤンマーレディースに2対1で勝利した。入場者数は668人。(相模原町田経済新聞)

 今シーズン未勝利の相模原と、9位大阪との対戦。前半、相模原が笹井一愛選手のヘディングシュートなどで相手ゴールに迫るも得点に至らず。

 それでも後半開始直後、左コーナーキックからの混戦のこぼれ球を南野亜里沙選手が蹴り込み先制。このまま逃げ切りかと思われたアディショナルタイム1分、大阪に同点とされる。しかし、相模原がすぐさま反撃。榊原琴乃選手の右クロスに片山由菜選手が反応。競り合った相手選手の足に当たったボールがゴールに吸い込まれる。

 最後まで諦めなかった相模原が昨年4月以来、約1年ぶりの勝利を収めた。

 試合後、小笠原唯志監督は「終わった瞬間は優勝したチームみたいになったが、今日は(喜びを)爆発させてもいいかなというぐらいの1勝だったと思う」と勝利を噛みしめる。

 南野選手は「昨シーズンから1年以上勝てていなくて、本当に苦しい日々だったが、今日勝つことができてホッとしたという気持ちでいっぱい。ここから連勝するかしないかで、チームの勢いは変わってくると思うので、次の試合、チーム全員で勝利を目指したい」と笑顔で話す。

 相模原の次のホームゲームは5月6日、サンフレッチェ広島レジーナと対戦する。