愛知ドビー(名古屋市中川区宗円町1)の鋳物ホーロー鍋ブランド「バーミキュラ」の新商品「EGG & TOAST PAN(エッグアンドトーストパン)」が5月29日に発売された。(名駅経済新聞)

 フライパンの角を小さくし、卵焼きの形を作りやすい形状に仕上げた(写真提供=愛知ドビー)

 バーミキュラでは2020年に「世界一、素材本来のうまみを凝縮するフライパン」をコンセプトにしたバーミキュラフライパンを開発。蓄熱性の高い鋳鉄と特殊なホーローにより食材から出る余分な水分を蒸発させ素材のうまみを凝縮できるという特徴があり、これまでに34万台以上を販売するヒット商品となっている。

 今回発売した「バーミキュラフライパンエッグアンドトーストパン」は長方形のフライパンで、バーミキュラフライパンの瞬間蒸発性能を受け継ぎ、「老舗のだし巻きと至高のバタートーストが味わえる」というコンセプト。

 商品の開発に当たっては、2023年に初開催されたファンと同社社員との座談会「バーミキュラファンミーティング」で要望の多かった「バーミキュラの卵焼き器がほしい」という意見を採用し、約半年間の開発期間を経て新商品の発売にこぎ着けた。

 商品のラインアップは、「バーミキュラフライパン エッグ&トーストパン」(1万1,880円)、「バーミキュラフライパン オーブンセーフスキレット エッグ&トースト」(1万3,860円)の2種類。持ち手はオーク、ウオールナット、オーブンで使えるメタルハンドルから選ぶ。

 同社広報担当の古澤紗織さんは「毎日使ってもらうためにはどうしたらいいか試行錯誤を重ねた。卵焼きをいかにおいしく、美しく作れるかということにもこだわり、鋳物の限界までフライパンの角を小さくし、垂直になるように仕上げた。グリルドチーズサンドや野菜ソテーなどさまざまな調理に活用いただけたら」と話す。

 バーミキュラのオンラインショップ、フラッグシップショップ、および全国のバーミキュラ取扱店で販売する。