まち巡りナビゲーションスポーツイベント「ながさきまちぶらロゲイニング 長崎居留地編」が5月18日、長崎居留地エリアで開催される。(長崎経済新聞)

 ロゲイニングは1976(昭和51)年にオーストラリアで誕生したナビゲーションスポーツの一種。地図とコンパスを頼りに山野に多数設置されたチェックポイントを制限時間内に徒歩で巡り、チェックポイントごとに設定された得点を競う。チェックポイントは制限時間内に全てを回ることができないように数多く設定されるため、チェックポイントを回る順番や得点を稼ぐための戦略などが求められる。

 イベントを企画した「Hubs ISHIBASHI」(長崎市下町)は「人と地域をつなげるネオ観光案内所」をコンセプトにまちづくり団体「55HUBs」が昨年1月に開設。観光地としても知られ、グラバー園や孔子廟など異国情緒豊かな観光資源がある長崎居留地エリアで「観光とまちづくりが融合した持続可能な地域づくり」を目指してきた。これまでにも「居留地で出会うひと・もの・こと」をテーマに同エリアの観光マップの制作やスタンプラリーなどの開催も手がけている。

 イベントは地域活性化団体の交流でつながった「オウライ」(徳島県三好市)や「まめぞうデザイン」(徳島県美波町)などが行っていた体験型観光コンテンツをヒントに、「長崎居留地エリアの魅力を、実際に足を運んで体験してもらう機会にしたい」と企画した。

 当日は13時に水辺のプロムナード(出島町)に集合し、13時30分〜16時30分を競技時間としてゲームを行う。2〜4人1チームで参加でき、当日配布する地図とコンパスを頼りにチェックポイントを巡る。LINEを使いスマートフォンでQRコードを読み取ることでチェックインして得点を獲得。優勝チームには軍艦島上陸ツアーのチケットを贈るほか、3位まで表彰する。コンパスは有償で貸し出しも行う。イベント後は軽食付きの交流会(大人=1,000円、高校生以下=500円)も予定。

 同団体の瓜生信汰朗さんは「遠くのチェックポイントや行きにくいチェックポイントほど高得点だが、時間内に行けるポイントが少なくなる。大人から子どもまで楽しめるよう、チェックポイントによってはじゃんけんで獲得ポイントが変動するなど工夫も凝らしている。ぜひ家族や仲間と参加して長崎居留地の魅力に触れてもらえれば」と参加を呼びかける。

 参加費は、大人=3,000円、中・高生=1,500円、小学生以下=1,000円。応募は5月10日まで、ウェブサイトで受け付けている。