青梅・今井にある創業99年の製茶小売りの「茶のサシダ園」(青梅市今井、TEL 0428-31-3861)が現在、新茶を売り出している。(西多摩経済新聞)

 社長の指田健治さんと長男の裕之さん、孫の健太さん、啓一郎さんら家族で経営している同店。茶畑の近くには、狭山茶の中でも加治丘陵一帯で生産される「根通り茶」の茶処の礎を築いた指田半右衛門の功績を伝える「狭山製茶先哲紀念標(原文)」の石碑がある。

 自家茶園での手摘み茶をはじめ1年分の生茶の摘み取りは5月いっぱいで終了。同園独自の方法で、「色、香り、味を封じ込めて」保存。注文に応じて自家工場で火入れ、製茶し、出荷している。「味は狭山でとどめ刺す」が指田さんの決まり文句。

 指田さんの「お薦め」は同園定番の「初みどり」(100グラム1,080円)と「奥狭山」(同1,620円)。進物であれば「秘園の司」(同2,160円)を薦める。

 営業時間は7時〜18時。