主にスタートアップ(新興企業)の「内部監査」担当者らでつくる一般社団法人「ないかんMeetup(ミートアップ)」の初定例会が4月19日、三菱UFJ信託銀行大阪ビル(大阪市中央区伏見町3)で開かれた。(船場経済新聞)

 自社の企業価値の向上につなげようと、活発に交流する内部監査の関係者ら

 大阪のスタートアップの内部監査担当者が2021年4月に設立した任意団体が前身の同社団。2カ月に1回開く定例会を中心に運営し、各種催しへの参加者が延べ800人余りになるなど組織が拡大した。3年の節目を迎えたのを機に今年3月、一般社団法人に移行。代表理事には企業の株式公開(IPO)を手がけてきた黒坂卓司さんが就任した。

 当日は、会場とオンライン合わせて50人ほどが参加。グループに分かれ、自社のリスク管理や業務効率化を図る対策について意見を交換した。近年注目される生成AIへの対応について勉強会を企画する動きも見られた。

 「参加者が中心となって運営する組織にしていく」と黒坂さん。前身団体の創設者の磯部武志さんは「成長の場を提供していきたい」と力を込める。