カフェ「RUJA +285 BLUE(ルヤ プラス 285 ブルー)」(大阪市北区中崎2)が中崎町にオープンして2カ月がたった。運営はユアマークス(吹田市)。(梅田経済新聞)

 自家製黒パンのオープンサンド

 4月12日、百貨店催事やオンラインショップで北欧雑貨を販売する同社がオープンした。店舗面積は約30坪。バルト3国の最北に位置するエストニアの料理やスイーツ、雑貨などを販売し、コンクリートや木目を基調にした店内には雑貨販売スペースとテーブル約30席のカフェスペースを用意する。オーナーの岩野弘義さんは「2018(平成30)年、エストニア独立100周年を記念するイベントに参加したのが出店のきっかけ。日本であまり知られていないエストニアの魅力を知ってもらおうとオープンした」と話す。

 カフェメニューは、粗びきカルダモンを入れた「シナモンロール」やケシの実を使ったパン「ポピーシードロール」(以上440円)、パンにラズベリージャムと生クリームを絞った「バストラクッケル」(638円)など。ドリンクは、エストニアのカフェで焙煎(ばいせん)した豆を使うコーヒー(550円〜)やオーガニックのハーブティー(660円)のほか、シードル(2,200円)やクラフトビール(880円)などエストニア産のアルコールもそろえる。

 フードは、エストニア料理研究家・佐々木敬子さんの監修で家庭料理を再現。ランチタイム(11時〜15時)には、ライ麦を使った自家製の黒パンにスモークサーモンやニシンのマリネなどをのせたオープンサンド(660円〜)のほか、キャロットラペやザワークラウト、マッシュルームソースをかけたミートボールなど5種類の料理がのったランチプレート(1,650円)も用意する。金曜・土曜限定で営業するディナータイム(17時〜21時)には、大麦を混ぜたマッシュポテトにベーコンや豚肉をのせた「ムルギプデル」(770円)や豚肉と大麦、ザワークラウトを煮込んだスープ「ムルギカプサス」(1,100円)などの伝統料理をアラカルトで提供する。

 岩野さんは「北欧好きの人や日本に住むエストニア人などさまざまな人が来店し、客同士の交流の場にもなっている。今後、エストニアや北欧に関するイベントも開催を予定する。エストニアの魅力に触れてもらい、現地を訪れるきっかけにしてもらえれば」と話す。

 営業時間は11時〜18時(金曜・土曜は21時まで)。