「第30回 羽地ダム鯉(こい)のぼり祭り」が5月4日・5日の2日間、羽地ダム湖畔(名護市親川)で開催される。主催は名護市や地域団体などから成る実行委員会。(やんばる経済新聞)

 羽地ダムに5年ぶりに掲揚されたこいのぼり

 コロナ禍での延期や中止を経て5年ぶりに開く同イベント。ダムの魅力発信や羽地の地域振興を目的に30回目を迎える。2019年に開いた前回は、約1万8000人が来場した。

 会場は羽地ダム湖畔とその周辺。4日には、羽地地域の園児によるダンスなどのステージイベントのほか、羽地の歴史に触れてもらう「羽地散策」などを実施する。5日には、「うなぎつかみ取り大会」「キッズサッカーフェスティバル」、グランドゴルフやモルックが体験できる「軽スポーツ体験コーナー」などを開く。

 両日共行う「羽地ダム施設体験」では、ダム資料館とダム内部を見学した後に湖面遊覧を体験してもらう。両日は、生物を観察してもらう「羽地大川生き物探検」を行うほか、羽地地域の物産品を扱うブースを展開し、「羽地おじーの手作りおもちゃ教室」も行う。

 今月26日には、地域の事業者らが集まってダム堤体の歩道に135匹のこいのぼりを掲揚。風になびく光景が5年ぶりに復活した。羽地支部区長会の宮城研二会長は「地域の子どもたちをはじめ、沖縄県本島中南部の人たちにも来てもらい、羽地で遊んでもらえたら」と話す。

 同実行委員会事務局で名護市観光課観光計画係の岸本大平さんは「地域の皆こいのぼりと盛り上げてきた。これからも継続したい」と話す。

 開催時間は10時〜17時。入場無料。