ユニクロ VS 無印良品 どっちが優秀!? 3,990円で買える麻系シャツを比べてみた

【コスパ最強モノ 徹底比較】ユニクロ VS 無印良品 どっちが優秀!? 3,990円で買える“麻系シャツ”を比べてみたの画像一覧

世の中には数々の企業努力の結果生まれたコスパに優れたアイテムがあふれています。それが同じくらいの価格帯だとしたら……どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。本企画では、そんなお悩みを解決すべく、2大ブランドの同類アイテムを徹底比較!使って試して比べてみました。

今回は、ユニクロと無印良品の“麻系のシャツ”に注目。どちらも税込み3,990円というお財布に優しいアイテムとなっています。それぞれ一体どんな特徴を備えているのかチェックしていきましょう。

ユニクロ VS 無印良品!シャツを比較

両者に共通しているのは3,990円という価格です。そして今回のカラーに関しては、両ブランドともに幅広いカラーを展開していたので、正直かなり迷いました……!最終的に選択したのは、季節を問わず着用しやすそうなベージュ系。特に、春から初夏にかけて柔らかく軽やかな雰囲気を演出してくれそう。しかも、どんなコーディネートにも合わせやすいのが、ベージュ系のいいところ。サイズはともにM(チェスト88‐96)を着用しています。

ユニクロ プレミアムリネンシャツ(長袖)

ユニクロ
プレミアムリネンシャツ(長袖)
¥3,990(税込)
商品番号: 464932
カラー:全8色(00 WHITE・09 BLACK・24 ORANGE・31 BEIGE・33 KHAKI・57 OLIVE・65 BLUE・67 BLUE)※31 BEIGE着用
サイズ:メンズ XS、S、M、L、XL、XXL、3XL、4XL
素材配合:麻100%

プレミアムリネンシャツと言えば、ユニクロの中でもよく聞く定番商品の一つではないでしょうか。やはり最大の特徴は100%リネンを使用している点。リネンを使うと価格帯も高くなりがちな印象なので、改めて3,990円でゲットできるってすごいことだなと感じます。オンライン限定も含めてサイズ展開が豊富ですし、その上、カラーの選択肢も広いので、選ぶ楽しさもありました!

無印良品 ヘンプ混長袖シャツ

無印良品
ヘンプ混長袖シャツ 
¥3,990(税込)
商品番号: 83692391
カラー:全7色(白・グレー・黒・サンドベージュ・ネイビー・パープル・ブラウン)※サンドベージュ着用
サイズ:メンズ XS、S、M、L、XL、XXL
素材配合:植物繊維(ヘンプ)57%、ポリエステル43%

一方無印良品は、ヘンプを57%配合しているシャツ。麻と聞くと、リネンを先に想像する人も多いかと思いますが、実はヘンプも麻の一種。少ない水や肥料で育ち、病害虫にも強いため農薬もほぼ使用しなくていいため、環境負荷を軽減する素材としても注目されているのだとか。一体どんな着心地なのか、気になりますね。ユニクロと比べると、サイズ・カラー展開が多少狭いものの、十分に選択の幅はあるかと思います。

【比較1】デザインの差はほぼなし、透け感やポケットのサイズ感は?

まずはデザインから見ていきます。ぱっと見、大きな違いは見られませんでしたが、袖部分に特徴があるように感じました。

デザインに特に大きな差はなかったが、袖部分に特徴があるように見える写真右がユニクロ、左が無印良品です。
ユニクロのほうは、餃子の皮を折りたたんだ際にできるヒダのような……そんなシワっぽいものが袖先に。リネンのしなやかな風合いがよく表れている箇所かなと思います。そして無印良品は、ヘンプらしいパリッとした硬い生地感なので、ストンと落ちるような袖になっていますね。

ここでリネンとヘンプの風合いについて、もう少し詳しくチェックしていきます。近くで見るとよく分かるのですが、

リネンは、くったりとした柔らかさが感じられるこちらユニクロのリネン素材。くったりとした柔らかさが感じられます。生地が薄く軽いため、通気性も良さそう。透け感が少し心配でしたが、ご覧の通り手を当てた部分の肌色もあまり気になりませんでした。色によっては、透けが気になる場合もありそうです。

ヘンプは、しっかりとした硬めの生地感がポイントヘンプを使っている無印良品は、先ほども触れたように、しっかりとした硬めの生地感がポイント。厚みもあり、頑丈な感じがします。もちろん透け感はなし。

最後に両者についている右の胸ポケットにも注目。

ポケットの大きさを比較深さを測ってみると、【ユニクロ:約13㎝】【無印良品:約12㎝】という結果に。私の持っているiPhone15を入れてみたところ、カメラ1つ分ほどの差がありました。ちょっとしたことですが、ユニクロのほうが深く物が収まるので、安心感がありそうです。

【比較2】お手入れのしやすさは?

ユニクロ VS 無印良品 どっちが優秀!? 3,990円で買える麻系シャツを比べてみた続いては、洗濯したときの状態を比較してみました。結果は下の通りです。

シワのなりやすさ:ユニクロ>無印良品

やはりリネンは「シワになりやすい」のが弱点ですので、素材の特性上、仕方ない部分があるかと思います。私の場合、干す際にしっかりとシワを手で伸ばせば、乾きあがりの状態は気になりませんでしたが、使用する人の感覚によっては、アイロンがけが必要かも?

一方で無印良品のシャツは、ポリエステルも配合されているためか、シワになりにくいのが嬉しかったです。干すときにあれこれ考えずに、パパッと済ませられるのは助かります。

【比較3】シルエット、着心地はどう?

3つ目の比較はシルエット、そして着心地です。今回はタックインとアウトの2パターンを用意しました。アウトは羽織りのように着用しています。

【タックイン】

ユニクロ・タックイン

無印良品・タックイン

【アウト】

ユニクロ・タックアウト

無印良品・タックアウトこれは好みによる部分も大きいかと思いますが、個人的にはイン・アウトともに無印良品のシルエットがタイプです。体へのフィット感が高く、シルエットが綺麗に見えるような気がします。

また、これも個人的な感覚ではありますが、ユニクロはインよりもアウトのほうがシルエットがスッキリして見えますね。着丈的にも、私は羽織り(もしくは普通にタックアウト)で着たいな〜と思いました。

着心地についても、今回は無印良品派。「硬い生地だから肌触りってどうなんだろう?」と思いましたが、ヘンプとポリエステルのバランスが絶妙なのか、まったくストレスなく着用できました。ちなみにリネンには使用するたびに肌に馴染んでいくという特性があるので、ユニクロのシャツは着倒していくほどに味が出そうな予感。今後が楽しみです。

無印良品のほうがオーバーサイズなお、重ねてみると無印良品のほうがオーバーサイズであることが分かります。特にタックアウト時において、だぼっとゆったり着たい人には、無印良品がいいかもしれません。

【総評】どの点を重視するかでピッタリな1枚は変わる

今回は、ユニクロと無印良品のシャツを比較しました。同じ麻系でも、リネンとヘンプではこんなにも異なる点があるのかと面白かったです。デザインに大きな違いはなかったので、洗濯のしやすさや、好みの肌触り……どこを重視するかで、それぞれのシャツを選んでみるのがおすすめ。

また、両者カラー展開が豊富なのも魅力的。被っていない色合いも多いので、どんなコーディネートにしたいか?どんな色が好きか?で手に取ってみるのもアリではないでしょうか。

文・写真/黒川すい