降りかかる幾多のミッションを勇気と愛、仲間との絆で乗り切ってきたドム(ヴィン・ディーゼル)とそのファミリーの活躍を描くカーアクション大作「ワイルド・スピード」シリーズの第10弾『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』(5月19日公開)。このたび、日本語吹替版の上映が決定し、ドム役の楠大典を始めとする声優陣も発表された。

平穏に暮らすドムの前に、10年以上もドムたちファミリーに恨みを募らせてきたダンテ(ジェイソン・モモア)が姿を現す。麻薬王であった父エルナン・レイエスを目の前で殺されたダンテは、ファミリーへの苛烈な復讐計画を練っており、それによってドム達は散り散りに引き裂かれていく。

日本語吹替版の豪華声優陣は次のとおり。過去シリーズからの続投キャストとしてドミニク役の楠大典、レティ役の甲斐田裕子、ローマン役の松田健一郎、テズ役の渡辺穣、ミア役の園崎未恵、ラムジー役の坂本真綾、ハン役の川島得愛、サイファー役の田中敦子、ジェイコブ役の中村悠一、デッカード役の山路和弘、クイーニー役の沢田敏子など、お馴染みのワイスピファミリーが再集結する。

さらに今回新たな吹替えキャストとして、ドムに復讐心を燃やす最狂の敵、ダンテ役に安元洋貴、謎に包まれた新キャラクター、テス役に水樹奈々の参戦が決定。シリーズ最終章に相応しい超豪華人気声優たちが勢揃いした日本語吹替版を、ぜひ劇場で体感していただきたい。

■<日本語吹替版声優のコメント>

●楠大典(ドミニク・トレット役)

Q.ついに最終章を迎えますが、どのような気持ちで吹替えに臨まれましたか?

「やはり『ワイルド・スピード』というこの作品が大ヒットしており、周りの期待も高く、僕も楽しみにしている作品でもあるので、本当に気合を入れて挑みました」

Q.「ワイスピ」シリーズの魅力はどこにあると思いますか?

「もともと僕も車が好きで、そういう意味で『ワイルド・スピード』は注目していましたが、徐々にシリーズが進むにつれ、より一人ひとりのキャラクターの要素が深く掘り下げられ、各キャラクターの魅力があふれてくる部分も増えてきました。車の映画だけではなく、ファミリー、人間、絆などの他のストーリーの魅力も様々な形でプラスされてきたことで、様々な観客が増えてきました。車だけのというよりは、シリーズとして、役者個人個人としての面白さもあふれてきています。ファミリーの絆が重要になってきていて、とても良い作品になっていると思います」

Q.ドムを演じる際に心がけていることはありますか?

「ヴィン・ディーゼルのしゃべりは、僕のなかの響きにないようなところでした。そのため、演じる上では、以前の作品を観たりするなどチューニングするまでに時間がかかりましたが、だんだん自然に入れるようになりました。特にいまはそこまで心がけていることはないです。最初のうちはありましたが、シリーズを重ねるごとに、作品を観て、自然に出るようになりました」

Q.本作からワイスピを御覧いただく方も含め、楠さんが本作で注目している登場人物を教えてください。

「中村悠一くんが吹き替えをしているジェイコブです。今回ジェイコブがすごくおもしろいポジションにいます。前作の『ジェットブレイク』での怖いキャラクターから、ファミリーになったというところが、作品を通してとてもよく分かります。ほかには、安元洋貴くんが吹き替えをしているダンテが本当に注目です。ダンテは相当濃いキャラクターなので、僕も劇場で観る際に期待している1人です」

Q. 本作の見どころは?もしありましたら、どのポイントか教えてください。

「前々回の『アイスブレイク』で、1回ファミリーがバラバラになりかけた部分がありましたが、今回はファミリー全体でというより、皆を信じながらバラバラに戦っていきます。また、リトルBの成長も見どころの一つです。さらに、各キャラクターがとても活躍しており、様々な見どころがあります。各キャラクターのいい所がたくさん出ているため、キャラクターそれぞれのファンが楽しめると思います」

Q.最新作を心待ちにしているワイスピファミリーにメッセージをお願い致します。

「最終章に入りましたので、最後を盛り上げるために、ぜひ皆さんで観に行っていただけるとうれしいです。僕も何回か行こうと思うので、字幕版ももちろんおもしろいと思いますが、ぜひ吹替版の方も観て下さい。劇場でお会いしましょう」

●安元洋貴(ダンテ役)

Q.長年続いた大人気シリーズ最終章の始まりの本作、どのような気持ちで吹替えに臨まれましたか?

「タフガイだらけの空間に途中から入るのはやはり緊張しました。しかもどうやらラストサーガ。気合いを入れるなと言う方が無理というものです。踏ん張りました」

Q.「ワイスピ」シリーズの魅力はどこにあると思いますか?

「正義と悪、と言う簡単な構図だけでなく、なによりも『想い』を軸にキャラクターたちが生きているところ。後はやはり誰も想像のつかないド派手なアクションですかね」

Q.本作で演じる際に心がけていることはありますか?

「計り知れない、掴みきれない、でもどこか恐ろしい。この3つです」

Q.本作からワイスピを御覧いただく方も含め、本作で注目されている登場人物を教えてください。

「たくさんますが自分がダンテに関わってしまった以上、ダンテとドムがやはり特別です」

Q. 本作の見どころは?もしありましたら、どのポイントか教えてください。

「最初から最後までとんでもないテンションです、が、一つも無駄なものがありません。なに一つ、見逃さないでください」

Q.最新作を心待ちにしているワイスピファミリーにメッセージをお願い致します。

「破茶滅茶なタフガイ達が暴れまくります。当たり前のように暴れまくります。でも彼らは皆様の想像を遥かに超えるスケールで暴れまくります。ご期待ください。その期待すら彼らは遥かに超えてきますから」

●水樹奈々(テス役)

Q.長年続いた大人気シリーズ最終章の始まりの本作、どのような気持ちで吹替えに臨まれましたか?

「実は『ワイスピ』シリーズの大ファンで、いつか日本語吹き替えに携わることができたら…と、ずっと願っていたので、参加させていただくことが決定した時は本当にうれしかったです!!ついに最終章ということで、ワイスピ愛を全力で込め、気合いを入れて収録に臨みました!」

Q.「ワイスピ」シリーズの魅力はどこにあると思いますか?

「ド派手なカーアクションはもちろん、個性の光るキャラクターたちと、そこで生まれる絆です!」

Q.本作で演じる際に心がけていることはありますか?

「テスは、スタイリッシュでフットワークも軽く、頭もキレ、腕も立つキャラクター。自分の使命に邁進する強さと、マイペースで飄々としている軽やかさを織り交ぜながら演じられるよう心がけました」

Q. 本作からワイスピを御覧いただく方も含め、本作で注目されている登場人物を教えてください。

「やはりドムです。今回も幾度となく窮地に追い込まれるのですが、決して諦めることなく、屈することなく、すべてをぶつけ挑み続ける心の強さに胸が熱くなりました」

Q. 本作の見どころは?もしありましたら、どのポイントか教えてください。

「やはり、親子や仲間、ファミリーの絆を感じるシーンです!」

Q.最新作の心待ちにしているワイスピファミリーにメッセージをお願いします。

「私も1ファンとして、この日を心待ちにしておりました!これぞワイスピ!という、豪快で圧倒的、そして激アツシーンが満載です。みなさんぜひ劇場の大スクリーンで、迫力ある映像と物語を堪能していただけたらと思います!」

文/山崎伸子