『ジョーカー』(19)のホアキン・フェニックスと『哀れなるものたち』(公開中)で第96回アカデミー賞主演女優賞に輝いたエマ・ストーン、そして『デューン 砂の惑星PART2』(公開中)のオースティン・バトラーが、『ミッドサマー』(19)のアリ・アスター監督の次回作『Eddington』で共演することがわかった。「Variety」など全米複数メディアが報じている。

アスター監督が自ら脚本も務める『Eddington』は、アスター監督にとって4作連続となるA24とのタッグ作。現時点で明らかになっているストーリーは、ニューメキシコ州の小さな町を舞台に、高い志をもった保安官を追う西部劇とのことで、一説にはアスター監督のこれまでの作品と同様、“悪夢的”な作品になるともいわれている。

出演はフェニックスとストーン、バトラーのほかに、「マンダロリアン」のペドロ・パスカルや『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』(15)のルーク・グライムス、『THE BATMAN-ザ・バットマン-』(21)のスピンオフドラマ「The Penguin」への出演も控えるディアドラ・オコンネル、『エンパイア・オブ・ライト』(22)のマイケル・ウォード、『ジョッキー』(21)のクリフトン・コリンズ・Jr.といった顔ぶれ。

また撮影監督は、これまでアスター監督の長編3作品を手掛けてきたパヴェウ・ポゴジェルスキに代わり、『セブン』(95)や『愛、アムール』(12)のダリウス・コンジが担当。今週中にも本格的な制作がスタートするとのことで、公開時期は未定。今度はどんな悪夢を我々に見せてくれるのか。覚悟しながら、その全貌が明らかになる瞬間を待とう。


文/久保田 和馬